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歴代顧問 杉中周平先生


杉中周平先生 若い心のアルバムに、剣道部の灯よ いつまでも

 私はこれまで、新設であった布施北を振り出しに、泉北、岬を経て、現在の泉陽に至るまで、4つの府立高校に勤務しました。その中で、さまざまな体験をし、また多くの出会いがありました。校風こそ異なりますが、ご縁のあったこの4校には、たいへん深い愛着があります。

 泉北では、30歳代の10年間、剣道部の監督を務めさせていただきました。OB・OGの皆さんの熱い思いを感じながら、伝統ある「覇気」の旗のもと、剣道に明け暮れ、部員とともに汗を流し、濃密な日々を過ごしました。

 多田先生が転勤されて2年後、15期生が3年生のときから、泉北剣道部の指揮を執ることになりました。泉北剣道部といえば名立たる強豪校という印象が強かっただけに、最初は「多田先生の跡をしっかり継いでいけるのか」という不安があり、重圧を感じました。

 布施北時代に浅井先生から教わった指導法を土台に、いろいろと自分なりの工夫を凝らし、毎日、防具を着けて剣を交えました。部員の一途な姿勢に接し、意気に感じてどんどん剣道部にのめり込んでいくうちに、じわじわと私独自の色が浸透していきました。

 泉北で8年目を迎えた春、何とあの溝口先生が来られました。先生の前で監督を務めるという、これまた大きな重圧です。地稽古では真っ先に面を着け、一番にお願いしては、こてんぱんに打ち据えられるという姿も、ありのまま部員の前にさらけ出したものです。

 玄関前の道場、稽古着用の物干し、響き渡る声、澄んだ拍子木の音、真っ青な渋い五厘刈り、休日ごとの練習試合、内緒の遠征、4泊5日の夏季合宿、インターハイ、近畿大会、玉龍旗、豊田会館、多治速比売神社、荒山公園、大蓮公園、信太山クロスカントリー、泉北グリーンロードラン・・・・、

 さまざまな懐かしい場面とともに、ひたむきで、個性豊かで、人間味溢れる部員一人一人の面影が浮かんできます。夢に向かってともに燃えた、気のおけない仲間で、今後も集まって大いに盛り上がり、明日への活力としてください。

平成21年桜満開の日に記す   杉中 周平

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